ファイルコンバータ 【file converter】 ファイル変換ソフト

概要

ファイルコンバータ(file converter)とは、あるデータ形式で記録されているファイルを、別の形式に変換するソフトウェア。特定の形式のファイルを読み込んで別の形式で書き出す。内容の編集などはできない。

画像や動画、音声などのメディアデータの記録方式の変換や、テキストファイル文字コード改行コードの変換などによく使用されている。単体のアプリケーションソフトとして提供される場合と、ソフトウェアの機能や追加プログラムなどとして提供される場合がある。

特定のアプリケーションソフト固有の形式から一般的、汎用的な形式への変換や、固有形式から別の固有形式への変換、汎用形式同士の変換を行う。近年のアプリケーションソフトは汎用的な形式の読み書きに対応していることが多く、固有形式への変換が必要な場面は減っている。

なお、アプリケーション固有の形式では、その形式でしか表現、記録できない情報が含まれている場合もある。ファイルコンバータを使用すると、変換先の形式が対応していない部分の情報が失われることがある。

(2024.8.20更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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