ビデオキャプチャカード 【video capture card】 ビデオキャプチャデバイス / video capture device
概要
ビデオキャプチャカード(video capture card)とは、外部から映像信号や音声信号を取り込み、コンピュータで扱える形式の動画データに変換して保存する装置。パソコンの拡張カードは「キャプチャカード」、USBなどで接続する単体の装置は「キャプチャデバイス」という。コンピュータへの接続方式(USB/PCI Expressなど)、入力端子の種類(コンポジット端子/コンポーネント端子/Sビデオ/D端子/HDMIなど)、動画の記録形式(MPEG-4/MPEG2 TSなど)、最大画素数(フルHD/HD/SDなど)、最高フレームレート(30p/60pなど)の違いにより様々な種類がある。
アナログ信号に対応したものは、取り込んだ信号をA/Dコンバータでデジタルデータへ変換し、特に圧縮などせずコンピュータへ送るか、専用のICチップ(ASIC)で特定の動画形式へデータ圧縮・符号化する。デジタル方式に対応したものは、取り込んだデータをそのままコンピュータへ伝送するか、特定に形式に変換(トランスコーディング)して転送する。
いずれの場合も、特定の動画形式への圧縮符号化(エンコーディング)に専用の内蔵チップを用いるハードウェアエンコーディング方式と、パソコンに専用のソフトウェアを導入して行うソフトウェアエンコーディング方式がある。
(2022.5.14更新)