ビデオキャプチャカード【video capture card】ビデオキャプチャデバイス/video capture device

ビデオキャプチャカードとは?

テレビやゲーム機、ビデオカメラなどの外部機器が出力する映像・音声信号をコンピュータに取り込み、動画データとして保存・編集・配信できる形式に変換する装置。本来はパソコン内部の拡張スロットに装着するカード型を指すが、USBなどで接続する外付け型の機器も同様の用途から一括りに扱われることが多い。
ビデオキャプチャカードのイメージ画像

入力端子の種類はコンポジット端子コンポーネント端子、S端子、HDMI端子など様々で、対応する解像度フレームレートも製品によって異なる。現在はHDMI入力対応製品が主流であり、フルHDや4K映像をリアルタイムで取り込める機種も普及している。

アナログ信号に対応した製品は、取り込んだ信号をA/Dコンバータでデジタルデータへ変換した上で転送するか、専用チップで特定の動画形式に圧縮・符号化する。デジタル方式の製品は、受け取ったデータをそのまま転送するか、別の形式に変換(トランスコード)して送る。いずれの方式でも、エンコード処理を専用チップで行うハードウェアエンコーディング方式と、ソフトウェアで処理するソフトウェアエンコーディング方式がある。

主な用途は、ゲーム機の映像をパソコンに取り込んでの録画や、YouTubeやTwitchといったプラットフォームへのライブ配信である。ゲーム機の映像出力はテレビやディスプレイ向けであるため、パソコンに取り込むためにビデオキャプチャカードが必要となる。ゲームプレイへの影響を避けるため、入力映像をそのまま別のディスプレイへ出力するパススルー機能を備えた製品も多い。業務用途ではビデオテープのデジタル化や、業務用カメラの映像をWebカメラとしてパソコンに認識させる用途でも利用される。なお、著作権保護信号が付加された映像は取り込めない場合があるため注意が必要である。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。