Amazon.com【アマゾンドットコム】Amazon.co.jp
概要
1994年にジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏が創業し、翌1995年にオンライン書店としてサービスを開始した。その後、音楽や映像ソフト、家電やゲームソフト、日用品、食品、ファッション製品など取扱品目を順次拡大し、現在は先進国を中心に十数か国で事業を展開する総合ECサイトへと成長している。日本では「Amazon.co.jp」の名称とドメインでサービスを提供している。
EC事業の中核は自社による商品の仕入れ・販売だが、外部の事業者が自社商品をAmazonの販売ページに並べて出品できる「Amazonマーケットプレイス」も運営しており、利用者は複数の販売元の商品を同一サイト上で比較・購入できる。物流拠点や配送網を自社で整備するとともに、出品者の商品を預かって保管・発送を代行するサービスも提供している。
デジタル分野では、音楽や映像のネット配信、専用端末「Kindle」(キンドル)シリーズを用いた電子書籍販売、ソフトウェアのダウンロード販売など、新たな仕組みの導入を早い段階から積極的に進めてきた。一部の国や地域では生鮮食品や日用品の即日配送、処方薬の販売なども行っている。
Amazonプライム
月額または年額の会費を支払うことで様々なサービスを利用できるサブスクリプション型の会員制サービスが「Amazonプライム」である。日本では月額600円、年額5,900円で提供されており、対象商品の配送特典に加え、動画見放題の「Prime Video」、音楽聴き放題の「Prime Music」、電子書籍や雑誌・漫画が読み放題の「Prime Reading」など、様々なデジタルコンテンツの利用権が付帯する。
Amazonプライムは元来、ネット通販の配送料を定額化するサービスとして始まった。その後、デジタルコンテンツの特典が順次追加されたことで総合的なメディアサブスクリプションとして普及し、現在では音楽配信や動画配信の分野でも世界屈指の大手サービスとなっている。なお、会員特典の内容は国や地域によって異なり、近年では配信動画に広告が挿入されるなど、提供されるサービス内容も随時変更されている。
Amazon Web Services (AWS)
企業向けのクラウドサービス事業が「Amazon Web Services」(AWS)である。自社ECサイトの開発・運用を目的に構築したITインフラを外部に開放したことを起源とし、2006年に本格的な提供を開始した。仮想サーバの貸し出しを主とするIaaS型、アプリケーション実行環境を提供するPaaS型、特定機能をソフトウェアとして利用させるSaaS型の各形態で合わせて数百種類のサービスを用意しており、利用した分だけ料金を支払う従量課金制を基本とする。
顧客層はスタートアップ企業から大企業、教育機関や研究機関、各国の官公庁まで及ぶ。クラウドインフラ市場において世界最大手の地位にあり、多くのWebサービスやスマートフォンアプリの基盤として広く利用されている。Amazon.comの収益を支える主要事業の一つでもあり、同社は近年、生成AIに関連したクラウドサービスや独自開発のAIチップの提供も進めている。
