IPコード 【International Protection Code】 電気機械器具の外郭による保護等級 / Ingress Protection Code

概要

IPコード(International Protection Code)とは、電気機械の防水・防塵性能を表す等級。器具を覆うケースなどが内部を水や埃からどのくらい防護できるかを表している。

国際的にISO/IEC 60529として標準化されたもので、日本では同様の規格がJIS C 0920「電気機械器具の外郭による保護等級」として標準化されている。

IP」に続けて、第一特性数字(塵や埃に対する保護等級)、第二特性数字(水に対する保護等級)の順にを記す。どちらかを規定しない場合は「X」の文字で表すが、これは無保護(0)とは異なり、その特性についてIPコードの規定に基づく表示はわないことを表す(何らかの防護をっている場合が含まれる)。

第一特性数字(防塵)は「0」(無保護)から「6」(耐塵型)までの7段階、第二特性数字(防水)は「0」(無保護)から「8」(水没したまま使用できる)までの9段階で表される。

例えば、「IP45」は「防塵4級かつ防水5級」、「IPX5」は「防水5級」、「IP4X」は「防塵5級」という意味になる。防水5・6級は噴流水への耐性、7・8級は水没時の耐性で、上級が下級を兼ねるとは限らないため「IPX5/IPX7」のように複数を併記する場合がある。

(2020.5.29更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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