adb 【Android Debug Bridge】

概要

adb(Android Debug Bridge)とは、Android SDKに標準で付属するデバッグツール開発環境コマンドラインから「adb」コマンドで操作する。

Windowsなどの開発環境Androidアプリ開発するクロス開発のためのデバッグツールで、開発環境側にはadbクライアント(adbコマンド)および端末通信するためのadbサーバを、Android端末側には「adbd」というデーモン常駐プログラム)を導入する。端末USBWi-Fiで接続した実機のほか、開発環境内のエミュレータを使用することもできる。

adbの操作はコマンドラインから「adb オプション コマンド パラメータ」の書式う。コマンドには、接続済み端末を表示する「devices」、端末に接続する「connect」、APKパッケージインストールする「install」、ファイルを送信する「push」、ファイルを受信する「pull」などがある。「-s」オプションで端末をその都度指定してコマンドを発行することもできる。

shellコマンド端末OSシェルを呼び出して対話的に操作することもできる。「adb shell」でシェルを起動することができるが、「adb shell OSコマンド」という書式端末シェル上で実行するコマンドを指定することができる。このリモートシェルではAndroidのアクティビティマネージャ「am」や、パッケージマネージャpm」を操作してAndroidシステム上の様々な処理を遠隔から実行させることができる。

(2021.7.25更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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