読み方 : タイニーインテジャーがた

TINYINT型【tiny integer】

概要

TINYINT型とは、リレーショナルデータベース(RDB)を操作するSQLに用意されたデータ型の一つで、1バイト(8ビット)の整数を格納するもの。
TINYINT型のイメージ画像

SQLデータ型には、表すことのできる値の範囲の異なるいくつかの整数型が用意されている。TINYINT型はその中で最も範囲が狭く、符号付きの場合で-128~127(-27~27-1)、符号なし(UNSIGNED)で0~255(0~28-1となっている。

より広い範囲を表すことができるINT型などに比べデータ量が1バイトと最も少ないため、データの記録領域を節約でき、処理性能も高めることができる。RDBMSなどの中には真(true)と偽(false)の2状態を取る真偽値(BOOLEAN型)の内部実装にTINYINT型を利用しているものもある。

また、MySQLなどではINT(4)のように整数型の型名の後に括弧に入れた数字を付け足すことで最大表示幅(桁数)を指定することができる。TINYINT(1)なら1桁のみ表示される。近年は表示幅のコントロールはアプリケーション側で行うべきとされ、SQL側で指定することは非推奨となっている。

SQLに用意されている整数型としては他に、SMALLINT型(16ビット)やINTEGER型(32ビット)、BIGINT型(128ビット)などがある。RDBMSによっては、MySQLなどで使うことができるMEDIUMINT型(24ビット)のように独自の整数型が用意されている場合もある。

(2025.8.29更新)