DMP 【Data Management Platform】 データマネジメントプラットフォーム

概要

DMP(Data Management Platform)とは、ネット広告の配信データWebサイトアクセス解析データなど、様々な種類の履歴データを統合・解析するシステム。顧客属性ごと、あるいは特定の顧客ごとに最適な広告配信プランを導き出すことができる。

広告主が最適な広告戦略を練るために導入するもので、自社のWebサイト閲覧履歴データや顧客の購買履歴データ、会員登録データなどと、広告配信事業者などの持つ広告の配信データや閲覧者属性データ、閲覧者のネット上での活動履歴などを対応付けて統合する。

これを解析し、広告配信の際のターゲティングなどに利用する。興味・関心や属性だけでなく、行動履歴などを組み合わせてきめ細かな対象の選定をうことができ、「問い合わせフォームを利用したことがある利用者に再訪を促す広告を配信する」といった施策を実施できる。

DMPのうち、広告配信事業者などの蓄積した閲覧者属性や閲覧履歴データに広告主がアクセスして分析できるようにするサービスを「オープンDMP」と呼び、そこで提供されるデータを「サードパーティデータ」という。このような事業者側のデータと企業内に蓄積された「ファーストパーティデータ」を統合して分析するシステムを「プライベートDMP」という。

(2023.4.9更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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