ビヘイビア 【behavior】 behaviour

概要

ビヘイビア(behavior)とは、行動、態度、振る舞い、挙動、行為、素行、動作、習性、行儀、品行、反応、作用、調子などの意味を持つ英単語。

プログラムのビヘイビア

プログラミングなどの分野で、特定の要素がある条件下でどのように動作するかを定義したものをビヘイビアということがある。画面上のある表示要素に利用者が特定の操作をすると、対応するプログラム実行される、といった処理を記述するのに利用される。

ビヘイビア駆動開発 (BDD)

テスト駆動開発の派生手法で、プログラム要求仕様を元にテストを記述する方式をビヘイビア駆動開発(BDD:Behavior-Driven Development)という。プログラムに期待される「振る舞い」に着目してテストコードを記述するため、テストの総体がほとんどプログラムの仕様を表すようになる。

ビヘイビアターゲティング広告

Web広告などの分野では、閲覧者のネット上での行動履歴のことをビヘイビアということがある。過去に見たWebサイトWebページ入力・送信したデータなどの総体で、これを元に嗜好や関心を割り出し、関連する分野の広告を配信・表示する方式を「ビヘイビアターゲティング広告」(行動ターゲティング広告)という。

ビヘイビア法

アンチウイルスソフトなどのウイルス検知・検出手法の一つで、コンピュータ上で実行中のプログラムの挙動を監視して、様々なウイルスに共通する不審・有害な処理を行なっていないか調べる方式を「ビヘイビア法」あるいは「ダイナミックヒューリスティック法」という。

(2023.3.29更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。