CTR 【Click Through Ratio】 クリックスルー率 / クリック率 / クリックレート / click rate / クリックスルーレート

概要

CTR(Click Through Ratio)とは、インターネット広告の効果を測る指標の一つで、広告クリック(あるいはタップ)された回数を表示回数で割ったもの。通常はパーセンテージで表される。1000回表示され10回クリックされた場合のCTRは1%となる。

ネット広告が他の媒体広告と大きく異なる点として、広告の画像や文章などにハイパーリンクを設定し、閲覧者がこれを開くと広告主が指定したWebページなどが表示されるようにできる点がある。CTRは、この広告に埋め込まれたリンクを開く操作がどのくらいの頻度でわれたかを表している。

CTRが高ければ広告主側の用意したWebサイトコンテンツを多くの閲覧者が訪れていることになり、ECサイトオンラインショップ)などオンライン上で商取引をう事業者にとっては特に重要な指標となる。

実際のCTRは広告媒体や広告の表示内容(クリエイティブ)、ページ内での掲載位置、配信方式などにより大きく異なるが、数%あれば高い部類に入り、低い場合は0.1%未満という場合もある。CTRを高めようとするあまり閲覧者を欺くような表示方式を用いる事業者もいるが、閲覧者が納得して開いたのではないクリックは不満を高め却って逆効果となる。

(2019.4.8更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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