矢印 【arrow】

概要

矢印(arrow)とは、矢の形を模した、方向などを表す記号。コンピュータ上では記号文字の一種として「↑」「↓」「←」「→」などが用意されている。

直線や曲線の先に「∧」「△」などを付けた記号で、方向や流れ、繋がりなどを表す。線を破線や点線、二重線、太線などにする場合もあり、それぞれに特定の意味が与えられる。曲線や折れ曲がった矢印は回転や方向転換などの動きを表すこともある。

コンピュータ上の文字としては日本語の文字コードに由来する「→」「←」「↑」「↓」「⇒」「⇔」「↔」「↗」「↘」「↖」「↙」「⇄」「⇨」「⇦」「⇧」「⇩」「⤴」「⤵」「⏎」などがあり、これらは国際的な文字コード規格Unicodeにも収録されている。

欧米で標準的なASCIIコードには収録されなかったため、不等号等号ハイフンを組み合わせて「<=」「<-」「->」「=>」などと表記することがある。日本では馴染みが薄いが、欧文では「^」(サーカムフレックス)で上向き矢印を、「v」(小文字V)で下向き矢印を表す場合もある。

キーボード上の特殊キーでは、Shiftキーのことを上矢印「↑」や太い上矢印「⇧」で、Enterキー改行文字を折れ曲がった矢印「⏎」で、BackspaceキーBSキー)を左矢印「←」で、Tabキータブ文字を左右の矢印の先が縦線になった「⇤」「⇥」で表すことがある。上下左右の矢印が刻印された方向キーは矢印記号を入力するためのものではなく、矢印で示された方向にカーソルなどを動かすためのものである。

(2024.3.20更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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