ポートスキャナ 【port scanner】
概要
ポートスキャナ(port scanner)とは、インターネットなどのTCP/IPネットワークに接続されたコンピュータにアクセスし、どのポートでサービスが提供されているか(接続可能か)を調べるソフトウェア。このような探索行為のことは「ポートスキャン」(port scanning)という。TCPやUDPでは上位のプロトコルやサービス、ソフトウェアを識別したりアクセスを振り分けするために、0番から65535番までのポート番号を用いる。ポートスキャナは各ポートにアクセスし、応答があるかどうかや、どのようなソフトウェアが応答するかを調べ、一覧表示することができる。
セキュリティ対策などのため、意図したとおりにコンピュータが設定されているか確認するために利用されるほか、攻撃者が攻撃対象のコンピュータの脆弱性を探すために用いることもある。
ポートスキャナの中には、各ポートの状態を調べる以外にも、コンピュータについてネットワーク越しに知ることができる様々な情報を調べることができるものがあり、そのような高機能なものは「セキュリティスキャナ」(security scanner)と呼ばれることもある。
(2017.11.7更新)