オートパワーオフ 【auto power off】

概要

オートパワーオフ(auto power off)とは、コンピュータや電子機器などの電源機能の一つで、操作が一定時間行なわれなかったり接続先の信号が途絶えた際に自動的に電源を落とす機能。電気の節約や機器の寿命延長のためになわれる。

利用者が直に操作する機器の場合、ボタンを押すなどの操作が一定時間行なわれない場合に既に使用を終了したとみなして電源をオフにする。デジタルカメラなど携帯型の機器によく見られる機能で、主にバッテリー残量を節約するためにわれる。

ディスプレイなどコンピュータなどの主装置に接続して使用する機器の場合には、主装置側からの信号が途絶えたり、一定時間変化が無かったり、明示的に電源断の指示がわれた場合などに電源をオフにする機能を指す。主装置側の状態と連動させて一体的に運用したい場合や、なるべく無駄な通電を止めて装置の寿命を伸ばしたい場合などになわれる。

コンピュータ自体の機能を指す場合は、日時指定や何らかのきっかけ(イベント)に応じて自動的にシャットダウンする機能を指す場合もある。高度な電源管理機能を持つ機器の場合には、一定時間使われなかった場合に省電力モードスリープ状態)に移行し、利用者による操作や主装置からの信号で即座に復帰することができる「オートスリープ」機能を持つものもあり、オートパワーオフがこの機能を指す場合もある。

(2021.12.20更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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