USB充電器 【USB battery charger】 USBチャージャー

概要

USB充電器(USB battery charger)とは、電子機器の内蔵バッテリーに充電する装置のうち、接続方式にUSBを採用しているもの。家庭用の100Vコンセントに差し込んで使用する。

USBUniversal Serial Bus)はコンピュータ本体と周辺機器などの間で通信うためのケーブルおよび端子の規格の一つだが、信号の伝送と同時に給電する機能(USBバスパワーおよびUSB PD)があり、これを利用した小型の充電器である。

内部に交流電流を直流に変換するACアダプタを内蔵し、コンセントから取り込んだ電気を直流電流として供給する。USBバスパワー方式の場合は電圧5V、電流500mA、電力2.5Wまでの電力を供給することができる。USB PD対応の場合は100Wまでの大電力を供給できる。

装置本体からUSBケーブルが伸びる製品と、一般的なUSBケーブルを差し込む端子がついている製品がある。複数のUSB端子を備え、同時に複数の機器に給電できる製品もある。充電器側の端子はパソコン本体などと同じ大きめで角型のUSB Type-Aのものが多いが、近年では楕円形のUSB Type-Cに置き換わりつつある。

スマートフォンなどのモバイル機器に充電する用途が一般的なため、機器側の端子形状は小型のマイクロUSBUSB Micro-B)が一般的だが、これも最新の機器ではUSB Type-Cへの置換が進んでいる。ケーブルを差し込む方式の場合は機器側の端子も利用者が自由に選択できる。

(2022.4.4更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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