Google Apps Script 【GAS】
概要
Google Apps Script(GAS)とは、米グーグル(Google)社のオンラインサービスの操作を簡易なコンピュータプログラム(スクリプト)で自動化する仕組み。JavaScriptでスクリプトを記述する。GmailやGoogleドキュメント、Gooeleスプレッドシート、Googleフォーム、GoogleドライブなどGoogleがWeb上で提供しているアプリケーションに利用者が開発したスクリプトを登録し、サービス内での処理や操作を自動的に実行する仕組みである。
各アプリケーションのメニューに用意されている「スクリプトエディタ」などからコードの作成・編集画面を開くことができ、そのまま自分のGoogleアカウントに紐付けられてオンライン上に保存される。スクリプトは単体でGoogleドライブに保存されるスタンドアロン型と、ドキュメントファイルに添付されるコンテナバインド型がある。
スプレッドシートで関数の組み合わせでは記述できない高度な処理を行うといった各アプリケーション内での自動化のほか、スプレッドシートで管理しているメールアドレスを抽出してGmailでメッセージを作成して自動送信するなど、サービス間を連携させる挙動を作り込むことができる。
「トリガー」機能を用いて、指定したイベントが発生したときにスクリプトを実行するよう指示することができる。外部のWebページを取得して内容を処理に反映させたり、インターネット上でアクセス可能なWeb APIを用いて他社のネットサービスと連携させることもできる。
(2023.11.10更新)