DDR3-1866 【PC3-14900】 PC3-15000
概要
DDR3-1866(PC3-14900)とは、DDR3 SDRAM規格のメモリ製品の仕様の一つで、933MHz(メガヘルツ)までの外部クロック(バスクロック)に対応し、最高で約14.9GB/s(ギガバイト毎秒)のデータ伝送が可能なもの。「DDR3-1866」はメモリチップの規格で、933MHzの倍速駆動(DDR:Double Data Rate)に対応し、毎秒約18.7億回(1866.7MT/s)のデータ伝送が可能であることを示している。「PC3-14900」は対応するメモリモジュールの規格で、最大データ転送速度が約14.928GB/sであることを示している。四捨五入して「PC3-15000」と表記することもある。
DDR3とは
DDR3 SDRAMはDRAMメモリモジュールをコンピュータ本体(マザーボード)へ装着して信号を伝送するための規格の一つで、業界団体のJEDECが標準化している。主にパソコンやサーバのメインメモリとして利用される。
DDR2 SDAMを改良した後継規格で、同一クロックのDDR2の2倍の速度でデータ転送が可能となり、低電圧化により消費電力が削減されている。新たに開発されたモジュールを利用するため、DDR2以前の規格とはコネクタや電気信号などの互換性がなく、専用の製品を揃える必要がある。
(2023.8.19更新)