サウンドカード【sound card】オーディオカード

スピーカーやイヤフォン、マイク、外部オーディオ機器との入出力端子(コネクタ)を備え、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)やアナログ・デジタル変換回路(DAC/ADC)により音声信号の入力や出力、信号変換などを行う。また、特定の音色の音声信号を発する音源としての機能を持つものもある。
音質を左右する主な仕様として、サンプリングレートとビット深度がある。サンプリングレートは1秒間に音声を何回サンプリングするかを示す値で、CDは44.1kHz、プロ向け機材では96kHzや192kHzが用いられる。ビット深度は音量の細かさを表し、値が大きいほど繊細な表現が可能になる。CDは16ビット、ハイレゾ音源では24ビットが標準的である。
20世紀までは一般的なパソコン製品に音声機能は内蔵されておらず、別途サウンドカードを購入して追加することにより録音や音楽再生などが可能となった。2000年頃からマザーボードにサウンドチップが標準搭載されるようになり、さらにはチップセット(制御用のICチップ)の機能の一部に取り込まれるようになったため、単体のサウンドカードは必須ではなくなった。
現代では一般的な用途では標準装備のオンボードサウンド機能で十分なため、サウンドカードは高度な機能を提供する製品に特化している。9.1チャンネルのような多チャンネル(サラウンド)出力や立体音響(3Dサウンド)、光出力(S/PDIFコネクタ)などに対応した製品が多い。ゲームを遊ぶ際にグラフィックス処理などで十分な性能を引き出すため、CPUから音声処理の負荷を減らすために装着する場合もある。
音楽や音響制作のための高度な音声信号処理機能などを内蔵し、業務用の音響機器と接続するための多様な端子を備えた製品を「オーディオカード」と呼ぶことがある。USB端子にケーブル接続する外付けの装置など、コンピュータの筐体内部に差し込む拡張カード以外の形態の製品は「オーディオインターフェース」とも呼ばれる。