S/PDIF 【Sony Philips Digital Interface】 SPDIF

概要

S/PDIF(Sony Philips Digital Interface)とは、機器間でデジタル音声信号を送受信するたための接続規格の一つ。ソニーと蘭フィリップス(Philips()社が開発し、IEC 60958として標準化された。オーディオ機器や情報機器などの音声入出力端子として広く普及している。

業務用の機器などで利用されてきたAES/EBU規格を消費者向け機器などで利用できるよう簡略化したもので、機器間を繋ぐケーブルや端子などの物理的な仕様、信号の伝送方式などを定めている。

デジタル方式で音声を送受信するため、アナログ伝送で生じる音質の劣化やノイズの混入などは生じにくいが、誤り訂正再送制御などの仕組みは無い。S/PDIFの信号形式はHDMIの音声データの伝送にも採用されている。

光ファイバーケーブルを用いて接続する方式と、金属線の同軸ケーブルを利用する方式があり、前者は角型コネクタ(TOS-Link)か丸型コネクタ(光ミニプラグ)のいずれかを、後者はアナログ伝送と同じRCA端子を用いる。

(2022.4.4更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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