アイテム【item】
概要
アイテムとは、項目、品目、種目、品物、製品、商品、物品、事柄、条項、特徴、演目、記事などの意味を持つ英単語。一般の外来語としては「必携アイテム」のように道具、小物などの意味で用いられることが多く、IT分野では集合やリストを構成する個々の要素や物品、項目を指す言葉としてよく用いられる。

プログラミングやデータ構造の文脈では、配列やリストに格納された一つ一つの値をアイテムと呼ぶ。買い物リストというデータ集合があれば、そこに記されたリンゴや牛乳といった個別のデータが各アイテムに該当する。データベースではテーブル内の1行(レコード)単位をアイテムと表現することもある。
ユーザーインターフェースやアプリケーション開発では、メニューバーの各選択肢やリストビューの各行をアイテムと呼ぶことがある。例えば、iOSのUITableViewでは一覧の各行が1アイテムとして扱われ、利用者がタップする操作の最小単位となる。
電子商取引や在庫管理では、販売・管理の対象となる個々の商品がアイテムである。ECサイトでは1商品ページが1アイテムに対応し、それぞれに識別用のIDや価格、在庫数といった属性情報が紐付けられる。SKU(在庫管理単位)と同じ意味で用いられる場面もある。
ビデオゲーム、特にロールプレイングゲームやアクションゲームなどのジャンルでは、キャラクターが取得、使用、装備できる道具や物品の総称としてアイテムという語が定着している。回復薬や武器・防具、物語進行に必要な道具などが含まれ、プレイヤーはメニュー画面から選択して効果を発揮させる。
統計学や心理学では、アンケート調査などに用いる調査票やテストの質問項目をアイテムと呼ぶことがある。複数の設問を組み合わせて一つの尺度を構成する際、個々の問いが分析の最小単位となる。このように「アイテム」は、対象を系統立てて整理したときに現れる、それ以上分割する必要のない構成単位を指す語として各分野に浸透している。