CakePHP

概要

CakePHPとは、PHPによるWebアプリケーション開発運用を支援するフレームワークの一つ。MITライセンスに基づいてオープンソースソフトウェアとして配布されている。

Rubyによるフレームワークである「Ruby on Rails」の考え方を取り込み、「設定より規約」(CoC:Convention over Configuration)と呼ばれる設計原則を採用している。これにより設定ファイルなどの記述量が少なくて済み、高速に開発を進められる。

アプリケーションを「モデル」(Model)「ビュー」(View)「コントローラ」(Controller)の3つに分割して構築するMVCアーキテクチャを基本とする。外部のライブラリ依存せず単体で迅速に導入可能な点や、ActiveRecordパターンによる強力なO/Rマッパーなどの特徴がある。

CTPファイル (.ctpファイル)

CakePHPでアプリケーションビューを保存するファイルを「CTPファイル」という。ファイル名拡張子が「.ctp」であるためこのように呼ばれる。

ビューMVCの中で利用者への表示や操作の受け付けを担うパートで、CTPファイルには出力するWebページ雛形テンプレート)を記述する。実体は通常のPHPコードであるため、PHP編集用のツールなどで開いて編集することができる。

(2020.4.9更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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