コントローラ 【controller】

概要

コントローラ(controller)とは、機器やソフトウェアシステムなどの構成要素のうち、他の要素を制御する機能を持ったもの。または、人間が操作や指示を伝えるための装置。

操作装置

主に家電製品や家庭用ゲーム機などで、人間が手などで操作して、意志や指示を機器本体に伝達する入力装置のことをコントローラという。

家電などの電気機械には筐体にスイッチ類や操作パネルが用意されていることが多いが、これとは別に離れた場所から操作できるよう電池で動作する携帯型の操作装置が用意されていることがある。これを「リモートコントローラ」(remote control)と呼び、日本では「リモコン」と略される。

据え置き型の家庭用ゲーム機にはプレーヤーが手で持って操作する小型の操作装置が付属しており、これをコントローラという。一般的なコントローラは方向を入力するための十字形や丸形のボタンあるいはスティックと、動作を指示する複数のボタン類で構成される。ゲーム機本体とケーブルで繋がれる有線式のものと、バッテリーを内蔵し電波で交信する無線式のものがある。

制御装置

電子機器の内部構造などで、他の装置の制御機能を持った半導体集積回路ICチップ)や、そのような回路を実装した電子基板や部品などのことをコントローラという。

USBコントローラのように特定の機器や機能を司るものから、マイクロコントローラのようにソフトウェアによって汎用的な動作が可能なものまで様々な種類がある。

また、複数の機器により構成されるシステムで、システム全体や他の機器の制御などをうための機能や役割を持つ機器やソフトウェアのことをコントローラという。

ソフトウェアの分野でも、役割の異なる複数の要素で構成されるシステムで、他の要素を制御する機能を実装したソフトウェア部品などのことをコントローラということがある。

(2019.9.30更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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