JVN 【Japan Vulnerability Notes】

概要

JVN(Japan Vulnerability Notes)とは、日本で流通・利用されているソフトウェア脆弱性に関連する情報を収集しているデータベースの一つ。Webサイトの形で公開され、誰でも閲覧・検索することができるようになっている。JPCERT/CCIPA(情報処理推進機構)が共同で運営している。

JPCERT/CCなどに寄せられたソフトウェア脆弱性について、概要や影響受ける製品やシステム、想定される影響や危険性、発行元の対応状況、対策方法、問題の回避方法などを掲載している。CERT/CCなど海外の機関が公開した情報なども掲載している。

脆弱性情報には一件ごとに識別番号が割り振られている。2012年から運用されている現在の番号体系では「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップ」に基づいて公表した情報には「JVN#」に続く8桁の番号、CERT/CCなど外国の機関と連携して公表した情報には「JVNVU#」に続く8桁の番号、外部との調整有無に関わらずJPCERT/CCが公表した情報には「JVNTA#」に続く8桁の番号が割り当てられている。

また、JVNとは別に「JVN iPedia」と呼ばれるデータベースおよびWebサイトも公開されており、JVNの情報に加えて国内で日々発見される脆弱性情報を収集・公開している。「MyJVN」というサービスも提供しており、コンピュータに導入されたソフトウェアが最新か調べたり(バージョンチェッカ)、APIを通じてJVN iPediaの情報を取得したりできる。

(2021.12.22更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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