読み方 : ケース

CASE【Computer Aided Software Engineering】コンピュータ支援ソフトウェア工学CASEツール

概要

CASEとは、ソフトウェアの開発や改修にソフトウェアを利用すること。また、そのためのソフトウェア(CASEツール)。主に1980~90年代に用いられた概念で、現代ではほとんど聞かれない。
CASEのイメージ画像

CASEによるソフトウェア開発では、対象業務やソフトウェアの構造・設計などを図表などを用いて可視化して作業を進めやすくしたり、特定の形式で記述された設計データから対応するプログラムコードを自動生成するなど、開発工程の一部を専用のツールを用いて自動化することができる。

CASEによる開発を支援するCASEツールは、計画・設計など、ソフトウェア開発の初期段階(上流工程)を支援する「上流CASEツール」と、コーディング・テスト・保守など下流工程を支援する「下流CASEツール」に分類される。これらのプロセスすべてに一括して対応するものを「統合CASEツール」と呼ぶ。

(2019.10.5更新)

他の用語辞典による「CASE」の解説 (外部サイト)

資格試験などの「CASE」の出題履歴

▼ 基本情報技術者試験
平23修1 問25】 CASEツールは適用する開発工程や範囲によって分類できる。要求分析の支援機能が含まれる分類はどれか。
平21秋 問20】 CASEツールが提供する機能のうち,上流CASEツールに属するものはどれか。