プライマリ 【primary】
概要
プライマリ(primary)とは、最初の、第一の、主要な、基礎的な、などの意味を持つ英単語。いくつか同種のものがある中で、主に選ばれるもの、一番最初に選ばれるものなどの意味で使われる。よく対で用いられるのは「セカンダリ」(secondary)で、こちらは二番目の、補助的な、などの意。同じように三番目を意味する「ターシャリ」(tertiary)、四番目を意味する「クォータナリ」(quaternary)などの語もあるが、ITの分野ではこれらを使うことは稀で、一対のプライマリとセカンダリ、あるいはプライマリ一つにセカンダリが複数といった構成の場合が多い。
プライマリ・セカンダリとほぼ同じような意味で用いられる表現として「マスター」(master)と「スレーブ」(slave)がある。マスターが優位な側、スレーブが従属する側である。IDE/ATAのようにプライマリ・セカンダリとマスター・スレーブの分類が並立している場合もある。
なお、通常の外来語としては「プライマリー」と語末に長音を伴う表記が一般的だが、ITの分野では「プライマリ」と縮めて表記する慣習がある。
(2019.2.21更新)