2次元配列 【2-dimensional array】 二次元配列 / 2D array

概要

2次元配列(2-dimensional array)とは、配列の各要素が配列になっており、その中の各要素にが格納されているような配列のこと。データ群を縦横に項目の並んだ表や、数学の行列のような構造に格納して整理することができる。

配列array)は多くのプログラミング言語に用意されている基本的なデータ構造の一つで、単純に複数のデータを一列に並べたものである。コード中で配列は配列名で参照され、配列内の各要素は添字インデックス)と呼ばれる番号で識別される。

配列の要素が配列に、さらにその要素が配列に…という具合に入れ子構造になっている「配列配列」を「多次元配列」(multidimensional array)という。2次元配列はその最も基本的な構造で、配列の要素が配列になっており、その要素に個々のが格納されている。

例えば、C言語やその記法を受け継ぐ言語で整数型配列aを int a=[2][3]; のように宣言すると、a[0]やa[1]は通常の配列とは異なりそれ自体が配列となっている。その配列の要素がであるため、アクセスするには「a[0][0]」(1番目の配列の1番目の要素)、「a[1][2]」(2番目の配列の3番目の要素)のように添字を2つ指定する。

(2024.2.9更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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