DDR3-1333 【PC3-10600】 PC3-10666 / PC3-10667 / PC3-10700
概要
DDR3-1333(PC3-10600)とは、DDR3 SDRAM規格のメモリ製品の仕様の一つで、667MHz(メガヘルツ)までの外部クロック(バスクロック)に対応し、最高で約10.67GB/s(ギガバイト毎秒)のデータ伝送が可能なもの。「DDR3-1333」はメモリチップの規格で、666.67MHzの倍速駆動(DDR:Double Data Rate)に対応し、毎秒約13億回(1333.3MT/s)のデータ伝送が可能であることを示している。
「PC3-10600」は対応するメモリモジュールの規格で、最大データ転送速度が約10.667GB/sであることを示している。端数の扱いによって「PC3-10666」「PC3-10667」「PC3-10700」などと表記されることもあるが、伝送速度はすべて同じである。
DDR3とは
DDR3 SDRAMはDRAMメモリモジュールをコンピュータ本体(マザーボード)へ装着して信号を伝送するための規格の一つで、業界団体のJEDECが標準化している。主にパソコンやサーバのメインメモリとして利用される。
DDR2 SDAMを改良した後継規格で、同一クロックのDDR2の2倍の速度でデータ転送が可能となり、低電圧化により消費電力が削減されている。新たに開発されたモジュールを利用するため、DDR2以前の規格とはコネクタや電気信号などの互換性がなく、専用の製品を揃える必要がある。
(2023.8.19更新)