ピボット【pivot】

ピボットとは?

旋回、旋回軸、中心人物、方向転換、戦略変更などの意味を持つ英単語。軸を中心に回る旋回運動や、その際の固定された軸を指す言葉だが、比喩的に、中心となる物や人、事業の転換などを指す。
ピボットのイメージ画像

一般の外来語としては、バスケットボールでボールを持って立ち止まった選手が片足を同じ位置に固定したままもう片足で体を旋回させ、パスやシュートの機会を伺う動作を指すことが多い。

表計算ソフトでは、複数の項目からなるデータの集合があるときに、そのうちの2つ(ないし3つ)の項目を組み合わせて2次元の表(テーブル)の形で表すクロス集計の機能を「ピボットテーブル」(pivot table)ということがある。グラフに図示したものは「ピボットグラフ」(pivot graph)という。

起業・ベンチャービジネスの分野では、事業の方針転換、路線変更、戦略変更などのことを「ピボットする」ということがある。これまでとはまったく別のことを始めるのではなく、技術やアイデア、ビジョンなど何らかの「軸」を残し、市場や製品などを大きく変えることを意味する。

ハードウェアやUIデザインの文脈では、液晶ディスプレイの画面を90度回転させて横長から縦長に切り替える機能をピボットと呼ぶ。Webサイトの閲覧やプログラミングなど、縦方向の情報量が多い作業において、物理的に表示領域の軸を回転させることで作業効率を高める仕組みである。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。