リテール 【retail】 ボックス / box

概要

リテール(retail)とは、小売(する)、小売店、小売業などの意味を持つ英単語。企業や事業、産業の分類の一つで、製品を消費者などに個別に販売することを表し、卸売(ホールセール)などと対比される。

コンピュータの分野では、半導体チップや本体に内蔵する部品などの製品について、メーカーが小売店などを通じて消費者に個別に販売するために出荷した商品のことを「リテール品」あるいは略してリテールと呼ぶことがある。

説明書や保証書、付属品などと共にきれいに包装されているのが一般的で、箱型のパッケージに収められているという意味合いで「ボックス品」あるいは略して「ボックス」「BOX」とも呼ばれることがある。

これに対し、機器メーカーなどが製品の製造や組み立てのために部品メーカーからまとめて仕入れたものが、小売の流通経路に流出して消費者に販売されている商品のことを「バルク品」あるいは略して「バルク」(bulk)という。説明書やメーカー保証が欠けていたり、包装が簡易だったり、無包装でむき出しのまま販売されることが多く、同じ製品のリテール品よりも安く販売される。

(2024.1.24更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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