クリック課金型広告 【PPC広告】 Pay-Per-Click advertising / CPC広告 / Cost Per Click advertising

概要

クリック課金型広告(PPC広告)とは、インターネット広告の契約方式の一つで、広告に設定されたリンククリック(あるいはタップ)された回数に応じて課金する方式。

広告として掲載される文章や画像、動画などに広告主側の用意したWebサイトなどへのハイパーリンクが埋め込まれており、広告を閲覧した人がリンククリックしてサイトを表示すると規定の金額が課金される。

クリック1回ごとの課金額は契約により固定されている場合もあるが、現在のネット広告は表示の瞬間に広告主間でリアルタイムにオークションをって出稿者を決定するRTB方式を用いることが多いため、その場合は表示ごとに毎回額が異なる。出稿したい広告主の多い人気のページやキーワードでは単価は高く、不人気だと低くなる。

キーボード操作のEnterキーリンクを開いた場合や、スマートフォンなどのタッチパネル型の機器でタップ(画面の当該箇所に指を触れてすぐ離す)操作などによりリンクを開いた場合でも、慣例としてクリック保証(クリック課金)と呼ばれる。

広告の掲載・表示回数(インプレッション数)に応じて課金する方式(インプレッション課金型)に比べ、広告主側のサイトを見ようとするというアクションが起こったときにだけ課金されるため、広告主側にとっては費用対効果が高いが、掲載媒体側にとっては掲載単価が低く抑えられがちになる。

クリック課金の考え方をさらに推し進め、クリックして広告主側のサイトサービスを訪れた閲覧者が、実際に製品の購入やサービスの利用者登録などをなった時にだけ広告料を支払う方式を「成果報酬型広告」あるいは「アフィリエイト広告」という。

(2024.1.17更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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