RTB 【Real-Time Bidding】 リアルタイム入札 / リアルタイムビッディング

概要

RTB(Real-Time Bidding)とは、ネット広告の取引手法の一つで、広告が表示される瞬間に複数の広告代理店や広告主で入札をい、最も条件の良い広告を掲載する方式。

広告主は掲載したい広告と希望掲載枠、掲載条件、希望落札価格などを入力し、入札を待つ。広告掲載メディアに閲覧者がアクセスし、広告の表示リクエストが発生した瞬間、複数の広告主の落札条件を突き合わせ、落札者を決定する。

最も高い価格を提示した広告主が落札するが、落札価格のむやみな高騰を避けるため、実際に支払う落札額は二番手の価格プラス1円とする「セカンドプライスビッディング」と呼ばれる値付け方式が用いられることが多い。

入札がわれている間、掲載枠には広告が流れず受信待ち状態となっているが、掲載開始までの手続きはすべて自動化され高速に処理されるため、配信開始までのタイムラグは通常1秒以下であり、掲載メディア広告の閲覧に支障をきたすことはない。

掲載枠が表示されるたびにこのような入札を実施し、その都度、落札者と価格が決定されてゆく。広告主と掲載メディアの双方にとって、常に広告市場の実勢に応じた価格・条件での取引が可能となる。

(2020.3.16更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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