vsftpd 【Very Secure FTP Daemon】
概要
vsftpd(Very Secure FTP Daemon)とは、LinuxなどのUNIX系OSでよく利用されるFTPサーバの一つ。セキュリティ分野の著名な開発者であるクリス・エバンス(Chris Evans)氏が開発し、GPL(GNU General Public License)に基づいてオープンソースとして公開している。オペレーティングシステム(OS)に常駐するデーモン(daemon)プログラムの一種で、FTP(File Transfer Protocol)による接続を受け付け、指定されたディレクトリ内でファイルの送受信を行うことができる。動作の軽快さや、なるべく少ない権限で動作するように設計されたセキュリティの高さが特徴。
IPv6による通信や、SSL/TLSで暗号化されたFTPS接続にも対応する。Ubuntu LinuxやCentOS、Fedora、Red Hat Enterprise Linuxなど多くの著名なLinuxディストリビューションがデフォルトのFTPサーバとして同梱されており、RPM系ディストリビューションではyumコマンドですぐに導入できる。
(2021.10.22更新)