NUC 【Next Unit of Computing】

概要

NUC(Next Unit of Computing)とは、パソコンなどのマザーボード(主基板)の形状や寸法などを定めたフォームファクタ規格の一つ。据え置き型の超小型パソコン向けの仕様で、米インテル(Intel)社が2013年に発表した。

4インチ(101.6mm)四方のマザーボードを中心に構成されるシステムで、高さ5cm程度の手のひらサイズの弁当箱型や、高さ10cm程度のキューブ型のパソコンに用いられることが多い。筐体が小さいため拡張スロットは用意されないか、PCI Expressスロットが1基のみとなる。

低電力版のCPUノートパソコン向けのメモリモジュールSO-DIMM)を利用し、ストレージとしてはmini PCI-ExpressあるいはmSATA接続の小型SSDなどが想定されている。外部との接続にはUSBHDMIDisplayPortGigabit EthernetThunderboltWi-Fiが利用できる。

Intel社ではNUC仕様で製造された完成品のNUCミニPCや、カスタマイズ可能な半完成品(ベアボーンキット)であるNUCキットやNUC Laptopキット(ノートパソコン型)、CPU実装済みのNUCボードなどの製品を展開している。

(2022.7.13更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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