Intel Core 【Core i】
概要
Intel Core(Core i)とは、米インテル(Intel)社のx86系およびx86-64(Intel 64)系マイクロプロセッサ製品のブランド名の一つ。同社の基幹製品ブランドで、主にパソコンや小規模サーバ向けプロセッサ製品が含まれる。メインの製品系列は、性能の高い順に「Core i9」「Core i7」「Core i5」「Core i3」の4つのサブブランドで構成され、派生ブランドとしてモバイル機器向けの「Core m3」等の「Intel Core M」シリーズがある。
i9は10コア以上の多数のプロセッサコアを内蔵した最上位製品で、ゲームやグラフィックス関連業務向けのハイエンドデスクトップなどに用いられる。i7はi9登場(2017年)以前の最上位製品で、中規模サーバやデスクトップパソコンの上位機種向けとなっている。i5はパソコンの中位機種や廉価なサーバ製品などで利用され、i3は価格性能比を追求する廉価版のパソコン製品に採用される。
同社ではx86/x64プロセッサ製品としてIntel Coreシリーズ以外にも、廉価版の「Pentium」(ペンティアム)シリーズ、さらに廉価な「Celeron」(セレロン)シリーズ、高性能サーバ向けの「Xeon」(ジオン)シリーズ、組み込み機器向けの「Intel Atom」(アトム)シリーズなどを展開している。
2006年に発表された最初の製品シリーズはシングルコアの「Intel Core Solo」、デュアルコアの「Intel Core Duo」という製品名で、続く「Intel Core 2」シリーズでも「Core 2 Solo」「Core 2 Duo」「Core 2 Quad」(クアッドコア)「Core 2 Extreme」(最上位製品)などが展開されたが、その後継製品からは現在に続く「Core i」シリーズの名称が導入された。
(2019.5.14更新)