ボード【board】
概要
電子基板
コンピュータや電子機器の内部には、電子部品や集積回路(IC)、それらを接続する金属配線などを板状の基材に高密度に実装した部品があり、これをボードと呼ぶことがある。「回路基板」「プリント基板」とも呼ばれ、CPUやメモリ、通信回路、各種コネクタなどを搭載する。
中でもコンピュータの主要な部品を装着し、各部を相互に通信できるようにする中心的な基板は「マザーボード」と呼ばれ、単にボードという場合はこれを指すことも多い。主基板のスロットに差し込んで画面出力やネットワーク接続などの機能を追加する拡張用の小型基板は「カード」(card)とも呼ばれ、グラフィックボードやLANボードなどが該当する。半導体や回路の動作確認に用いる「評価ボード」、マイコンなどを搭載しプログラムを書き込んで回路を試作する「開発ボード」も広く利用されている。
近年では、CPUやメモリ、入出力端子を1枚の基板にまとめた「シングルボードコンピュータ」(single board computer)が普及している。Raspberry Piなどに代表されるこれらの製品は、IoT機器の開発やプログラミング教材、産業用機器の組み込み用途など様々な場面で利用されており、小型ながら独立したコンピュータとして動作する点が従来の拡張ボードとは異なる。
電子掲示板
インターネットでは、利用者が文字メッセージを投稿し、その内容を一覧表示できる電子掲示板(BBS:Bulletin Board System)をボードと呼ぶこともある。投稿は話題ごとにまとめられ、一つの話題に属する一連の投稿は「スレッド」(thread)や「トピック」(topic)と呼ばれる。パソコン通信の時代から続く古い文化に由来する用法だが、現在も特定のテーマについて意見交換する場を指して使われている。
取締役会ほか
英語では組織の経営上の意思決定を担う取締役会や理事会を “executive board” と呼ぶことから、外資系企業やベンチャー企業などでは取締役会をボードと呼ぶことがある。投資家向けの資料や経営会議の場面で用いられる。また、一般の外来語としては、「ホワイトボード」「ボードゲーム」「スノーボード」のように板状の部材や器具を指す用法が広く浸透している。
