Amazon WorkSpaces
いわゆる「DaaS」(Desktop as a Service)の一種で、同社のデータセンター内のサーバコンピュータ上で実行されているWindowsやLinuxのデスクトップ画面をインターネットを通じて利用者の端末に呼び出して遠隔から操作することができる。
料金は利用者一人ごとに月額あるいは時間単位で課金され、企業など組織で契約する場合は当該月に実際に利用した人数の分だけ料金を支払えば良い。Windowsのライセンスなどは顧客が購入済みのものを持ち込んで使用(BYOL:Bring You Own License)することもできる。
サーバ側の仮想マシンはCPU性能、メモリ容量、ストレージ容量などを用途に応じて選択することができ、一般的なパソコンに相当する機種から、プロが使用するグラフィックワークステーションのような高性能のものまで用意されている。性能が高いほど料金は高額になる。利用者が操作する入出力機器としてはパソコンの他にタブレット端末やシンクライアント、Chromebookのような安価な端末も使用できる。
オペレーティングシステム(OS)および付属ソフトは標準で利用できるが、利用者がアプリケーションソフトを導入して使用することもできる。組織で利用する場合は管理者がアプリケーションの導入を制限することもできる。Microsoft Officeなどよく使われるソフトウェアに関してはオプション料金で追加することもできる。
(2020.8.3更新)