7.1chサラウンド 【7.1チャンネル】

概要

7.1chサラウンド(7.1チャンネル)とは、音声の出力システムの構成の一つで、聴取者を取り巻くように前後左右にそれぞれ異なる音声を発する8つのスピーカーを配置したもの。

聴取者の正面、右前方、左前方、右、左、右後方、左後方、サブウーファースピーカー(通常は正面に配置)の8つのスピーカーを配置し、映像中でそれぞれの方向から聞こえる音を発する。サブウーファーは重低音の出力に特化しているため、「0.1チャンネル」分としてカウントされている。

映画館で臨場感のある音響効果を得るために開発された「5.1chサラウンド」に左右の2台を追加した構成で、ホームシアターシステムやハイエンドオーディオなどでも利用される。各チャンネルにそれぞれ別のスピーカー製品を用いることもできるが、できれば7.1チャンネル用に開発されたセットを用いるのが望ましいとされる。

Blu-ray Discの映像ソフト4Kデジタル放送などの中にこれに対応した音声記録・配信形式を用いているものがあり、対応機器で再生すれば臨場感のある立体音響を体感できる。近年では5.1チャンネルに代わって7.1チャンネル構成のホームシアター製品が増えている。

(2022.7.28更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる