プロテクト【protect】プロテクション/protection
概要
プロテクトとは、システムやデータ、ソフトウェアなどを不正なアクセスや攻撃、複製から守る措置や技術、仕組みのこと。名詞形の「プロテクション」(protection)も同義で用いられる。
“protect”は英語で「保護する」「防護する」などを意味する動詞である。IT分野では、コンピュータやネットワーク、データ、デジタルコンテンツなどを外部の脅威や不正利用から守ることや、そのための技術・仕組みを総称して「プロテクト」あるいは「プロテクション」という。
セキュリティにおけるプロテクト
情報セキュリティの分野では、不正アクセスやマルウェアなどの脅威からコンピュータやネットワークを守る対策をプロテクトと呼ぶことがある。ファイアウォールやウイルス対策、侵入検知などの複数の機能を統合した製品に「○○プロテクション」という名称が多く見られる。近年ではクラウド環境の普及に伴い、データそのものを暗号化して漏洩を防ぐ「データプロテクション」(データ保護)への関心も高まっている。
著作権におけるプロテクト
著作権保護の分野では、プログラムや音楽、映像、ゲームなどのデジタルコンテンツを不正な複製や利用から守る技術を「コピープロテクト」(copy protection)という。データを暗号化して提供し、正規の記録メディアや再生装置、ドングル、登録番号などがなければ復号できない仕組みがよく用いられる。
ソフトウェア製品では、インターネット経由で正規のライセンスを保有しているか確認する「アクティベーション」の仕組みも広く採用されている。Webサービスやオンラインゲームなどでは、プログラムコードの解析や改変を困難にする難読化、改竄検知といった技術が用いられることもある。
コンテンツの保護では、複製を全面的に禁止するだけでなく、一定の条件下で複製や移動を認める「コピーコントロール」方式も存在する。日本の地上デジタル放送で採用された「コピーワンス」は録画データの移動を1回のみ許可するもので、「ダビング10」は9回の複製と1回の移動を認める運用方式である。
(2026.7.7更新)
