ドッキングステーション 【docking station】 ドッキングハブ / docking hub / ドッキングベイ / docking bay

概要

ドッキングステーション(docking station)とは、ノートパソコンなどに接続して入出力端子やストレージ装置などを増設する拡張ユニット。本体側の一つのポートに接続し、様々な機能を追加する。

筐体のサイズや形状の関係で機能が限られているノートパソコンなどの機器で用いられる小型の拡張機器で、外部からの接続を受け付ける複数のポート類を備えている。機種によっては光学ドライブSSDなどのストレージ装置を内蔵して本体から利用できるものや、モバイルバッテリーを内蔵して出先で本体を充電できるものもある。

提供されるポートは機種により異なるが、複数のUSBポートThunderboltポート、メモリーカードスロット、ヘッドフォンやイヤフォンのためのオーディオ端子、外部ディスプレイ出力端子(VGA端子/HDMI/DVI/DisplayPortなど)、有線LANポートRJ-45)などを備えていることが多い。

かつてはコンピュータ本体を上部に乗せて端子を差し込んで固定し、一体化(ドッキング)する製品が一般的で、コンセントと電源ケーブルで繋いで本体を充電する機能もあったが、近年では本体の傍らに設置して本体側のUSB Type-Cポートなどとケーブル接続する製品が多い。

また、かつてのノートパソコン用の製品は本体の各機種ごとに固有の仕様や端子形状となっており、他の機種や他のメーカーの製品と組み合わせて使用することはできなかったが、近年ではスマートフォンタブレット端末などに用途が拡大したこともあり、様々な本体に対応する汎用製品が一般的となっている。

(2024.6.25更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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