インテグリティチェック法 【integrity checking】
概要
インテグリティチェック法(integrity checking)とは、アンチウイルスソフトなどがマルウェアの存在を検知する手法の一つで、ファイルの容量やハッシュ値などを比較して不正に改竄されていないか調べる方式。既存のファイルがコンピュータウイルスなどによって改変されていないか確かめる手法の一種で、事前にファイルの容量やチェックサム、ハッシュ値などを記録しておき、ウイルスチェックの際に変更されていないか比較する。
コンペア法のようにファイルの内容自体(全体)を比較したり、パターンマッチング法のように内部を解析して特徴的なパターンを探すわけではないため、短時間で大量のファイルをチェックできる。ただし、容量のみを比較する場合は同じ容量になるよう調整するウイルスなどは検知できない。
(2023.11.2更新)