アペンディクス【appendix】アペンディックス
アペンディクスとは?
付録、補遺、別表、付属資料などの意味を持つ英単語。書籍や資料の巻末に本文とは別に添付される資料などを意味する。類義語には “annex”、 “exhibit”、 “addendum” などがある。

本文、本編に関連する資料や図表、データなどを末尾に付け加えたもので、本文に収めると冗長になる内容や、特定の読者のみが必要とする情報を分離して掲載するために採用される。書籍、論文、報告書、仕様書、マニュアルなど多様な文書で用いられる。
例えば、計算過程の詳細、用語解説、追加図表、参考データ、規格の全文、サンプルコードなどが収められる。本文では概要や手順のみを示し、補足的な資料を巻末にまとめることで、読み進めやすい構造を維持しつつ詳細情報を提示できる。
説明文書などでは本文の理解に必ずしも必須ではない参考資料や予備知識などが添付される場合もあるが、規格書などでは詳細な仕様や定義、数値などが記載された不可欠な資料となっていることもある。技術規格では特例や追加仕様がアペンディクスとして定義、発行される場合もある。学術論文ではアンケート原本や証明過程、ビジネス文書では市場分析データや契約条件の詳細などが収録される例もある。
IT分野では、設計書や操作マニュアルの巻末に設けられることが多く、操作画面の一覧、エラーコードの定義、設定値の一覧、互換性情報、通信メッセージ例などが掲載される。利用者は通常の運用では本文のみを参照し、トラブル対応や詳細設定が必要な場合にアペンディクスを参照する形となる。ソフトウェア開発ではAPI仕様書に付随する補助資料やリファレンス情報が含まれることもあり、索引や参照番号を通じて目的の項目に到達できるよう構成される。