テンポラリ 【temporary】 テンポラリー / temp / tmp

概要

テンポラリ(temporary)とは、一時的な、暫定の、臨時の、仮の、儚い、などの意味を持つ英単語。ITの分野では、作業や処理の都合で一時的に作成され、すぐに破棄されるデータファイル、そのための保存領域などを指すことが多い。

例えば、「テンポラリファイル」という場合には、ストレージ上に作成されるファイルだが、永続的・固定的にデータを記録・保存するためのものではなく、何らかの処理の都合で一時的に作成され、処理が終わると自動的に破棄されるものを指す。

一方、「テンポラリフォルダ」「テンポラリ領域」という場合には、一時的に必要なデータファイルを作成・保存するために設けられた記憶装置上の領域を表し、内部のデータなどは必要に応じて作成と削除を繰り返すが、領域自体は永続的に設置されることが多い。

日本語では「一時ファイル」のように「一時~」と訳されることが多く、似た意味の表現として「ワークファイル」のように「ワーク~」あるいは「ワーキング~」もほぼ同義として用いられる。

(2020.1.16更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる