Xvid
概要
Xvidとは、DivXから派生したオープンソースの動画コーデックの一つ。GPLに基づいて配布されており、MPEG-4 ASP(Advanced Simple Profile)に準拠した圧縮符号化形式の動画データの作成や再生が行える。2001年に当時のDivX Networks社がDivXをオープンソース化して公開する計画(OpenDivXプロジェクト)を破棄したことに反発した開発者らがフリーのMPEG-4コーデックを開発プロジェクトとして「XviD」を立ち上げた。DivXに劣らない画質や圧縮率での符号化が可能とされる。2006年から現在の「Xvid」(末尾のDが小文字)表記が用いられている。
MPEG-4関連特許のライセンスを受けていないため、公式にはソースコードのみの配布となっており、利用するにはコンパイラなどの開発環境を用意して実行可能プログラムを自分で作成する必要がある。ある程度の知識や技術を要する。
独自に開発したソフトウェアに動画コーデックとして組み込んで利用することもできるが、適用されるオープンソースライセンスのGPL(GNU General Public License)は派生物のソースコードも同じ条件で公開することを求めるため商用ソフトウェアなどでは注意を要する。
(2022.7.29更新)