1次元配列【1-dimensional array】一次元配列/1D array

「配列」(array)は多くのプログラミング言語に備わる基本的なデータ構造で、複数のデータをまとめて管理するために用いられる。コード中では配列名によって参照され、各要素は添字(インデックス)によって識別される。添字は多くの言語で0から始まる整数値であり、array[0]、array[1] のように記述して個々の要素にアクセスする。言語によっては1から始まる場合もある。
1次元配列は要素が一直線に並んだ構造で、メモリ上でも連続した領域に各要素が順に配置されることが多い。これにより、添字を指定するだけで目的の要素に直接アクセスでき、データの読み書きを高速に行える。要素数が作成時に固定される静的配列(固定長配列)と、実行中に必要に応じて伸縮できる動的配列(可変長配列)に分かれ、言語によって対応状況は異なる。
1次元配列は、繰り返し構文(ループ処理)を使って容易に複数のデータを順番に処理することができる。得点、商品名、測定値といった同じ種類の複数のデータをまとめて保持・操作する手段として様々なプログラムで用いられる。現代の主要なプログラミング言語のほとんどに標準で備わっており、より複雑なデータ構造を構築する際の基礎ともなる。
これに対し、言語によっては配列の要素として別の配列を格納できるものがあり、配列が入れ子状になった構造を「多次元配列」(multidimensional array)と呼ぶ。例えば、配列の各要素がさらに配列である2段階の入れ子構造は「2次元配列」(2-dimensional array)と呼ばれ、行列や表形式のデータを表現する際によく用いられる。3段階以上の入れ子も同様に「3次元配列」「4次元配列」と呼ばれる。「1次元配列」という呼称は、こうした多次元配列と対比する文脈で使われる。単に「配列」といえば通常は1次元配列を指す。