多次元配列 【multidimensional array】
概要
多次元配列(multidimensional array)とは、プログラミング言語などが扱うデータ構造の一つで、配列の各要素が配列に、その要素がさらに配列になっているような入れ子構造の配列のこと。配列(array)は多くのプログラミング言語に用意されている基本的なデータ構造の一つで、単純に複数のデータを一列に並べたものである。コード中で配列は配列名で参照され、配列内の各要素は添字(インデックス)によって識別される。
単純な配列(1次元配列)では配列の各要素にそれぞれ値が格納されているが、多次元配列では配列の各要素が配列に、その要素がさらに配列に…という具合に配列が何段階にも入れ子構造になっている。
入れ子が何段階になっているかを次元の数で表し、配列の要素が配列になっているものを「2次元配列」、その要素がさらに配列になっているものを「3次元配列」というように呼ぶ。多次元配列と対比して、入れ子になっておらず配列の要素が値になっている単純な配列のことを「1次元配列」と呼ぶことがある。
(2022.11.20更新)