キャッチホン

概要

キャッチホンとは、電話サービスの付加機能の一つで、通話中にかかってきた別の着信に応答できるようにするもの。NTT東日本NTT西日本の固定電話サービス(加入電話/INSネット/ひかり電話)で、NTTドコモ携帯電話サービスで、それぞれ提供している。

「キャッチホン」はNTTグループのサービス名および登録商標で、一般的には「コールウェイティング」(call waiting)という。固定電話では月額330円(税込み)、携帯電話では月額220円(同)の利用料が必要。

キャッチホンが有効になっている場合、通話中に別の着信があると、利用者に特殊な着信音でこれを知らせる。利用者フックをすばやく押して離すなどの動作をすることにより、現在の通話を保留状態にして、着信に応答することができる。通話が終わって回線を切ると、元の相手との通話に戻ることができる。

アナログ電話のキャッチホンは着信があると音声に特殊な通知音を合成するため、モデムデータ通信っていると通信が途絶えてしまうという問題があった。1990年代にパソコン通信インターネットへのダイヤルアップ接続が普及するとこの問題が顕在化したため、電話からの操作で一時的に着信通知機能を停止し、再開するまでセンターでメッセージを預かる「キャッチホンII」が1995年7月に開始された(2016年廃止)。

(2023.2.8更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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