ITパスポート過去問集 - 情報システム戦略
令和7年 問27
業務と情報システムを最適にすることを目的として,業務と情報システムの現状の把握と目標とする理想像の設定から現状と理想との乖離を明確にし,目標に向けた改善活動を移行計画として定義したい。このときに用いられる手法として,最も適切なものはどれか。
ア | BI(Business Intelligence) |
---|---|
イ | EA(Enterprise Architecture) |
ウ | MOT(Management of Technology) |
エ | SOA(Service Oriented Architecture) |
答え : イ
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
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令和5年 問7
経営戦略に基づいて策定される情報システム戦略の責任者として,最も適切なものはどれか。
ア | CIO |
---|---|
イ | 基幹システムの利用部門の部門長 |
ウ | システム開発プロジェクトマネージャ |
エ | システム企画担当者 |
答え : ア
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
解説 :
「ア」… 正解。CIO(Chief Information Officer)は企業の最高情報責任者であり、情報システムに関連する全ての戦略の策定、実行、管理に責任を持つ役職です。情報システム戦略は、経営戦略に深く関わる部分であり、CIOがその責任者として最も適切です。
「イ」… 不正解。基幹システムの利用部門の部門長は、特定の部門の業務におけるITシステムの利用を担当しますが、全社的な情報システム戦略の策定責任は通常持っていません。
「ウ」… 不正解。システム開発プロジェクトマネージャは、個別のシステム開発プロジェクトを管理し、プロジェクトの進行、品質、予算などを監督する役割を持っています。戦略策定よりは実務面に関わる役職です。
「エ」… システム企画担当者は、情報システムに関する計画や提案を行う担当者で、戦略的な視点でシステムの導入や改善について考えます。しかし、全社的な情報システム戦略の責任者としては、CIOのような上級管理職が適しています。
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
解説 :
「ア」… 正解。CIO(Chief Information Officer)は企業の最高情報責任者であり、情報システムに関連する全ての戦略の策定、実行、管理に責任を持つ役職です。情報システム戦略は、経営戦略に深く関わる部分であり、CIOがその責任者として最も適切です。
「イ」… 不正解。基幹システムの利用部門の部門長は、特定の部門の業務におけるITシステムの利用を担当しますが、全社的な情報システム戦略の策定責任は通常持っていません。
「ウ」… 不正解。システム開発プロジェクトマネージャは、個別のシステム開発プロジェクトを管理し、プロジェクトの進行、品質、予算などを監督する役割を持っています。戦略策定よりは実務面に関わる役職です。
「エ」… システム企画担当者は、情報システムに関する計画や提案を行う担当者で、戦略的な視点でシステムの導入や改善について考えます。しかし、全社的な情報システム戦略の責任者としては、CIOのような上級管理職が適しています。
令和4年 問7
業務と情報システムを最適にすることを目的に,例えばビジネス,データ,アプリケーション及び技術の四つの階層において,まず現状を把握し,目標とする理想像を設定する。次に現状と理想との乖離を明確にし,目標とする理想像に向けた改善活動を移行計画として定義する。このような最適化の手法として,最も適切なものはどれか。
ア | BI(Business Intelligence) |
---|---|
イ | EA(Enterprise Architecture) |
ウ | MOT(Management of Technology) |
エ | SOA(Service Oriented Architecture) |
答え : イ
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
解説 :
「ア」… 不適切。「BI」は、企業の意思決定を支援するために、データを収集・分析し、ビジネス上の洞察を得るための手法やツールを指します。
「イ」… 正解。「EA」は、企業全体の情報システムのアーキテクチャを構築する手法であり、ビジネス、データ、アプリケーション、技術の四つの階層を整備することを重視しています。
「ウ」… 不適切。「MOT」は、技術のマネジメントに焦点を当て、技術の導入や活用、技術革新の戦略的管理を行う手法です。
「エ」… 不適切。「SOA」は、システムをサービス単位で構築し、サービス間の連携を強化するアーキテクチャの手法です。
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解説 :
「ア」… 不適切。「BI」は、企業の意思決定を支援するために、データを収集・分析し、ビジネス上の洞察を得るための手法やツールを指します。
「イ」… 正解。「EA」は、企業全体の情報システムのアーキテクチャを構築する手法であり、ビジネス、データ、アプリケーション、技術の四つの階層を整備することを重視しています。
「ウ」… 不適切。「MOT」は、技術のマネジメントに焦点を当て、技術の導入や活用、技術革新の戦略的管理を行う手法です。
「エ」… 不適切。「SOA」は、システムをサービス単位で構築し、サービス間の連携を強化するアーキテクチャの手法です。
令和3年 問4
エンタープライズサーチの説明として,最も適切なものはどれか。
ア | 企業内の様々なシステムに蓄積されている定型又は非定型なデータを,一元的に検索するための仕組み |
---|---|
イ | 自然言語処理を実現するための基礎データとなる,電子化された大量の例文データベース |
ウ | 写真や書類などを光学的に読み取り,ディジタルデータ化するための画像入力装置 |
エ | 情報システムや業務プロセスの現状を把握し,あるべき企業の姿とのギャップを埋めるための目標を設定し,全体最適化を図ること |
答え : ア
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
解説 :
エンタープライズサーチとは、企業などの様々な情報システムに格納されているデータ群を索引付けし、横断的に検索できるようにしたシステムです。「ア」が正解です。
「イ」は「コーパス」の説明です。
「ウ」は「イメージスキャナ」の説明です。
「オ」は「エンタープライズアーキテクチャ」(EA)の説明です。
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解説 :
エンタープライズサーチとは、企業などの様々な情報システムに格納されているデータ群を索引付けし、横断的に検索できるようにしたシステムです。「ア」が正解です。
「イ」は「コーパス」の説明です。
「ウ」は「イメージスキャナ」の説明です。
「オ」は「エンタープライズアーキテクチャ」(EA)の説明です。
令和2年秋期 問23
経営戦略と情報システム戦略の関係性の説明として,最も適切なものはどれか。
ア | 経営戦略と情報システム戦略は,それぞれが相互に独立したものとして策定される。 |
---|---|
イ | 経営戦略の内容を踏まえて情報システム戦略が策定される。 |
ウ | 情報システム戦略の内容を踏まえて経営戦略が策定される。 |
エ | 情報システム戦略はIT部門の戦略であり,経営戦略は経営企画部門の戦略である。 |
答え : イ
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
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平成31年春期 問31
EA(Enterprise Architecture)で用いられる,現状とあるべき姿を比較して課題を明確にする分析手法はどれか。
ア | ギャップ分析 |
---|---|
イ | コアコンピタンス分析 |
ウ | バリューチェーン分析 |
エ | パレート分析 |
答え : ア
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
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平成30年春期 問4
企業の情報システム戦略で明示するものとして,適切なものはどれか。
ア | ITガバナンスの方針 |
---|---|
イ | 基幹システムの開発体制 |
ウ | ベンダ提案の評価基準 |
エ | 利用者の要求の分析結果 |
答え : ア
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
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平成29年秋期 問26
情報システム戦略の立案に当たり,必ず考慮すべき事項はどれか。
ア | 開発期間の短縮方法を検討する。 |
---|---|
イ | 経営戦略との整合性を図る。 |
ウ | コストの削減方法を検討する。 |
エ | 最新技術の導入を計画する。 |
答え : イ
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
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平成29年春期 問3
経営戦略との整合性を確保した全社的な情報システムの整備計画の策定を行うことになった。この活動の責任者として,最も適切な者はどれか。
ア | CIO |
---|---|
イ | CTO |
ウ | 基幹事業の部門長 |
エ | 情報システム部門の企画担当者 |
答え : ア
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
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平成29年春期 問7
エンタープライズアーキテクチャ(EA)の説明として,最も適当なものはどれか。
ア | 企業の情報システムにおいて,起こり得るトラブルを想定して,その社会的影響などを最小限に食い止めるための対策 |
---|---|
イ | 現状の業務と情報システムの全体像を可視化し,将来のあるべき姿を設定して,全体最適化を行うためのフレームワーク |
ウ | コスト,品質,サービス,スピードを革新的に改善するために,ビジネス・プロセスを考え直し,抜本的にデザインし直す取組み |
エ | ソフトウェアをサービスと呼ばれる業務機能上の単位で部品化し,それらを組み合わせてシステムを柔軟に構築する仕組み |
答え : イ
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
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平成28年秋期 問8
ア | システム移行計画の立案 |
---|---|
イ | システムテスト計画の立案 |
ウ | 情報化投資計画の立案 |
エ | 調達計画の立案 |
答え : ウ
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
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平成28年春期 問27
企業の業務と情報システムの現状を把握し,目標とするあるべき姿を設定して,全体最適を図りたい。このときに用いられる手法として,適切なものはどれか。
ア | DOA(Data Oriented Approach) |
---|---|
イ | EA(Enterprise Architecture) |
ウ | OOA(Object Oriented Analysis) |
エ | SOA(Service Oriented Architecture) |
答え : イ
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
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平成26年秋期 問30
情報システム戦略策定の主たる目的として,適切なものはどれか。
ア | 新たに構築する業務と情報システムに対する要件を明確にし,それを基にIT化の範囲を決定してその具体的機能を明示する。 |
---|---|
イ | 経営戦略に基づいた情報システム全体のあるべき姿を明確にして,組織としての情報システム全体の最適化方針を決定する。 |
ウ | 情報システム開発のために,組織として開発方法と管理方法を決定し,それらに基づいて開発と管理の標準手順を設定する。 |
エ | 対象とする業務の情報システム構築に関する要求事項を整理し,そのシステム化の方針と構築のための実施計画を作成する。 |
答え : イ
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
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平成25年秋期 問20
ITを企業の経営戦略の実現に役立てて行くために,情報戦略の立案に当たって留意すべきこととして,最も適切なものはどれか。
ア | 経営戦略の立案はトップマネジメントが担い,他方,情報戦略の立案は情報システム部門が担当するものであり,これらは独立して進めていくこと |
---|---|
イ | 情報化に当たっては,現行業務の業務機能や業務フローを調査した上で,現行業務のプロセスそのものを,ITを活用して自動化することを目指していくこと |
ウ | 情報化に当たっては,情報システムのあるべき姿を明確にし,情報システムの目的や機能が経営戦略に適合しているかなどを検討すること |
エ | 情報戦略の立案段階においてシステムの費用として初期コストを評価し,システム運用や保守に関する費用は,運用が開始する時点で改めて評価すること |
答え : ウ
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
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平成25年春期 問16
情報システムの全体最適化計画立案の際に,経営戦略との整合性を確保するために必要なこととして,最も適切なものはどれか。
ア | 現場社員からのヒアリング |
---|---|
イ | 情報システムの提案依頼書の策定 |
ウ | 中期経営計画書の理解 |
エ | 独立監査人の監査報告書の閲覧 |
答え : ウ
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
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平成24年春期 問22
ア | 開発に必要な要員のスキルを明確にする。 |
---|---|
イ | 経営戦略との整合性を考慮する。 |
ウ | 情報システムの導入に伴うリスク分析を実施する。 |
エ | 利用者ニーズとソフトウェアパッケージの適合性を確認する。 |
答え : イ
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
平成23年秋期 問12
システム開発に関する投資プロジェクトA~Dのうち,最も早く投資を回収できるものはどれか。ここで,毎年の維持管理費用として,初期投資の10%が発生するものとする。
単位 百万円
単位 百万円
プロジェクト名 | 初期投資 | 利益計画 | ||
1年目 | 2年目 | 3年目 | ||
投資プロジェクトA | 200 | 50 | 150 | 200 |
投資プロジェクトB | 300 | 100 | 200 | 300 |
投資プロジェクトC | 500 | 200 | 400 | 400 |
投資プロジェクトD | 600 | 300 | 400 | 400 |
ア | A |
---|---|
イ | B |
ウ | C |
エ | D |
答え : ウ
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
平成22年春期 問8
経営戦略が策定され,その戦略の一つに“営業部門の組織力強化”が掲げられた。この戦略を実現するための情報システムとして,適切なものはどれか。
ア | MRPシステム |
---|---|
イ | POSシステム |
ウ | SCMシステム |
エ | SFAシステム |
答え : エ
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
平成21年春期 問30
企業の情報戦略を策定する場合,最も考慮すべき事項はどれか。
ア | IT技術の進化 |
---|---|
イ | 経営戦略との整合性 |
ウ | 現行システムとの整合性 |
エ | ライバル企業の情報戦略 |
答え : イ
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略