whereコマンド

概要

whereコマンドとは、Windowsコマンドプロンプトで用いられる標準的なコマンドの一つで、指定したファイルを探してストレージ内での位置(パス)を表示するもの。

「where ファイル名」で指定したファイルがどこにあるか探し出し、存在する場合は絶対パスを表示する。コマンド実行ファイルを探すための機能であるため、実行ファイルの「.exe」は省略でき、デフォルトではカレントフォルダPATH環境変数に記載されたフォルダを探す。

ファイル名は「cm?.exe」「*.txt」のようにワイルドカードを指定でき、一致するものをすべて探し出すことができる。「/R」オプションで指定フォルダ以下のすべてのサブフォルダを対象とするため、汎用ファイル検索コマンドとしても使用できる。

LinuxなどのUNIX系OSでは「which」あるいは「whereisコマンドが似た機能を提供している。UNIX系シェルの中にはシェル組み込みコマンドとして where が用意されていることがある(cshなど)。

(2022.1.7更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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