whichコマンド 【which command】
「which コマンド名」で指定したコマンドを処理する実行ファイルがファイルシステム中のどこにあるかを調べ、見つけたらフルパスを表示する。探す場所は「PATH」環境変数に設定されたディレクトリで、最初に見つかった場所を表示する。
UNIX系OSのコマンドは同名の実行ファイルとして実装されていることが多いが、cdコマンドのようにシェルが自ら処理する「組み込みコマンド」あるいは「内部コマンド」もある。組み込みコマンドには対応する実行ファイルが存在しないため、whichコマンドで探しても存在しないという回答になる。
コマンドの実行ファイルだけでなくソースコードやマニュアルの場所も知りたい場合は「whereisコマンド」を用いる。なお、Windowsではコマンドの実行ファイルの位置を表示する、ほぼ同じ機能のコマンドとして「whereコマンド」が用意されている。
(2024.8.5更新)