レギュレーション【regulation】

概要

レギュレーションとは、規則や規制、規約など、ある活動や業務を行う上で守るべき決まりのこと。スポーツの競技規則から、IT分野における法規制や業界基準、インターネット広告の掲載規定まで、分野に応じて指す内容が異なる。

一般には、スポーツの競技規則や大会規定を指すことが多く、試合運営や用具の基準などが定められる。英語の “regulation” には規制や規定、調整などの意味があり、文脈により指す範囲が変わる。

IT分野では、情報システムやWebサイト、業務手順が従うべき法規制や業界団体のガイドライン、組織内の規程などをまとめてレギュレーションと呼ぶことがある。個人情報保護法や情報セキュリティに関する各種ガイドライン、GDPR(EU一般データ保護規則)のような国際的な法規制などが該当し、ITガバナンスやコンプライアンス(法令順守)の観点から、これらへの適合が求められる。レギュレーションへの対応状況を確認する作業を「レギュレーション対応」と呼ぶこともある。

広告のレギュレーション

インターネット広告の分野では、広告主がメディアに出稿する広告内容(クリエイティブ)の表現や表示・操作方法について定めた規定をレギュレーションと呼ぶ。表示サイズやデータ容量、使用できない文言、アニメーションやプログラムの動作・操作方法などが細かく規定され、基準を満たさない広告は掲載されない。

掲載メディアが独自に策定して広告主に提示するものと、アドネットワークやアドエクスチェンジの運営主体が策定するものがある。日本インタラクティブ広告協会(JIAA)もインターネット広告の掲載・配信に関するガイドラインを定めており、2026年には掲載基準ガイドラインが改定されている。

広告のレギュレーションは、事業者独自の規定だけを意味するものではない。日本では景品表示法により、商品やサービスについて実際より著しく優良または有利であると誤認させる表示などが規制されており、インターネット上の広告や取引についても消費者庁が表示上の留意事項を示している。広告制作の現場では、法律や公的ガイドラインに加え、掲載先のWebサイトや広告媒体が定めたレギュレーションを確認し、広告文や画像、表示方法が基準に適合しているかを審査する。

AIのレギュレーション

AI(人工知能)技術の普及に伴い、各国の政府や国際機関ではAIの開発や利用に関するルール整備が進められている。欧州のAI法をはじめとする制度化の動きや、プライバシー保護、著作権対応といった課題への対応も、レギュレーションの一環として扱われることがある。技術の進歩や社会の要請の変化に応じて内容が随時更新される点にも留意が必要である。

(2026.9.4更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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