CPM 【Cost Per Mille】 インプレッション単価 / imp単価 / CPT / Cost Per Thousand impressions
概要
CPM(Cost Per Mille)とは、ネット広告の配信単価の種類の一つで、表示1000回あたりの広告料。「インプレッション単価」(imp単価)という場合は表示1回あたりの金額を指す。CPMで料金を算定する掲載方式をインプレッション課金方式と呼び、最も単純な料金算定方式の一つである。広告を掲載したWebページなどが閲覧者の画面に表示され、広告が表示された回数に単価を乗じた額が広告料となる。
インプレッション課金は広告が閲覧されることによる認知効果、告知効果が比較的高いとみなされるディスプレイ広告(バナー広告など)で採用されることが多い。他の方式より掲載媒体側に有利な課金方式であることから、大手メディアや有力メディアで採用されることが多い。
また、課金方式によらず、広告1000回掲載あたりの広告料金(媒体にとっては収益、広告主にとってはコスト)のことをCPMということがある。この場合、ある期間に実際に生じた広告料を、その間に表示された回数の1000分の1で割ったものがCPMとなる。広告の需要が増加したり供給が減少すると上がり、その逆だと下がる。
一方、掲載された広告が閲覧者によってクリック(あるいはタップ)され、広告主の用意したWebサイトなどに訪問した回数に課金する場合は、その単価を「CPC」(Cost Per Click)、広告主側のサイトで購入や何らかの規定の行動(会員登録など)が行われた際に課金する場合には、その単価を「CPA」(Cost Per Acquisition/Action)という。
ちなみに “per mille” (permilleと一語に綴ることもある)は英語で「1000あたりの」を意味する熟語で、“mille” は1000を意味するラテン語の単語に由来する。
(2020.5.17更新)