IMAP4サーバ 【IMAP4 server】 imapd
概要
IMAP4サーバ（IMAP4 server）とは、電子メールを受信者へ送り届ける機能を持ったサーバ(コンピュータおよびソフトウェア)で、IMAP4(Internet Mail Access Protocol versison 4)という通信プロトコル(通信規約)に従って利用者のソフトウェアと通信するもの。電子メールの送受信や配送にはそれぞれ専用のソフトウェアが用いられ、それらは常にインターネット上に接続されたメールサーバと総称されるコンピュータで稼働する。IMAP4サーバはこのうち外部から受信したメールを保管し、必要に応じて利用者側へ送り届ける役割を担う。
サーバ上には個々の利用者（のメールアカウント）ごとに郵便箱に相当するメールボックスが用意されており、そのアドレス宛てに着信したメールが保存される。利用者はサーバからメールの一覧を取得して必要な物を選択し、手元のコンピュータにダウンロードして閲覧する。
サーバ上で各メールの既読状態の管理、フォルダを用いた分類などを行なうこともでき、添付ファイルなどで容量が大きい場合などにメールの一部だけ（ヘッダ部分だけ、本文だけなど）受信する機能もある。メールをサーバ側で管理するため、一つのアドレスを複数のコンピュータから利用することも容易である。
メール受信のためのサーバとして有力なものには他にPOP3サーバがあり、これはIMAP4の代わりにPOP3（Post Office Protocol version 3）と呼ばれる通信プロトコルによって受信者側ソフトウェアと通信する。メールクライアント側ではサーバ側がPOP3でもIMAP4でも通信できるよう両対応になっているものが多い。
(2018.4.16更新)
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